2018年1月18日木曜日

#水草水槽 まさかの濾過能力不足(1) 油膜との戦い


まさかの濾過能力不足(1)


 こんにちは。

 寒い日が続きますね。

 昔はそうではなかったのですが、何故か家族の中でもっとも寒がりになってしまった、デッカードです。歳のせいでしょうか...
「この部屋寒くない?」と暗に暖房を強めるよう要請するも、「そう?」とそっけない家族の返事に毎日撃沈されています。

 今日も当ブログ「Golfr32とアクアリウムとデッカード」に足を運んで頂きまして、ありがとうございます。


さて、前回投稿しました「#アクアリウム 水槽の中の小宇宙」で書いている通り、相変わらず油膜に苦しめられています。

今回はこの油膜発生の原因と考えられる、私の水槽環境の濾過能力不足の疑惑について投稿したいと思います。



水槽環境データ再確認


 改めて私の水槽環境をご紹介します。

器具等


商品名及び規格
水槽
NISSO Newスティングレー NS-106
寸法:幅:600 mm × 奥行 300 mm × 高さ 360 mm
製品自重:約7.3kg
水容量:約56リットル
ガラス厚:4 mm× 3 mm ×3 mm(前面×背面×底面)
照明機器
GEX アキュート クリスタルインバーター600
18W×2灯式×2台 計4灯(内1台はライトリフト)
蛍光灯
NECホタルックα昼光色 4本
フィルター
メインフィルター テトラ EXパワーフィルター75
サブフィルター  アズー ポップアッププレフィルター
濾材
メインフィルター エーハイム サブストラット 3L
サブフィルター  エーハイム エーハイメック 0.4L
CO2
業務用二酸化炭素ボンベと拡散筒による強制添加方式
その他
NISSO プログラムタイマー NT-301

上記表から分かるように、私の水槽は60cmの規格水槽です。
この水槽に対して75cm水槽対応の外部フィルターを利用しています。

 私が使用している外部フィルターはテトラEXフィルター75ですが、適合水槽は60cm~90cm水槽です。適合水容量は約60~150Lとなっております。
更にカタログ上でのポンプ流量は580(50Hz)/670(60Hz) L/時となっており、水槽の水容量に対して十分な機能を持っております。
無論、経年劣化でカタログ通りの能力は発揮出来ていないかもしれませんが。

何故この組み合わせなのかというと、これはデッカード家の家訓である、

「不要なトラブルを回避するには、フィルターと水槽は物理的に置ける限り、金銭が許す限り、容量サイズは大きくしろ。」

を守っています。

 まぁ、デッカード家の家訓というのは嘘なのですが、これはアクアリストにとっての無敵最強説なので、これを実践しているだけです。
「金銭が許す限り」の部分がデッカード家オリジナルなのでしょうが.....

濾過能力不足の疑い


 この水槽環境において、何故濾過能力不足を疑ったのか?

リセットの投稿に記載しておりますが、今回はリセットに伴い一部器具を新調し、吸排水パイプをガラス製に交換しました。
フィルターや器具を接続して、いざフィルターを始動した際に最初に感じたのが、
「あれ?何か水流弱くない?」
だったのです。


この水流がMAXの状態です。
うーん、何と無くおかしいな?とは感じましたが、特に何もせずこの状態で半月程放置していました。

そうして放置した結果、「#アクアリウム 水槽の中の小宇宙」で書いている通りの油膜地獄に陥ってしまいました。

事ここに至り、私は一つの結論に達しました。

これは濾過能力が決定的に不足しているのではなかろうか。と。

水槽に対しワンランク上の外部フィルターを使用している筈。
それが何故、このようなことになってしまったのか?その原因を探ることにしました。

器具の変更による影響?


 今回のリセット時及びそれ以降の器具の変更点は以下の通りです。

  1. 吸水パイプをガラス製パイプに変更
  2. 排水パイプをガラス製パイプに変更
  3. 排水パイプはシャワーパイプタイプからリリィパイプタイプに変更
  4. 水漏れを起こしたプレフィルターの機種変更

変更点の1~3については#アクアリウム 2017/12水槽リセット(前編)に投稿したとおりです。
変更点4についても#アクアリウム やってしまった....に投稿しました。

フィルターの汚れによる影響?


 この点も疑ってみましたが、リセット後のメンテナンス記録で確認してみると、

  1. 外部フィルター内部の清掃
  2. プレフィルター内部の清掃

このどちらも行っております。

又、濾過槽の清掃に併せてホース類の清掃も行っていますので、流量低下を引き起こす要因は、かなり減っていると思います。


残る流量低下の要因は?


 残る流量低下の要因として考えられるのは外部フィルター自体の能力低下が考えられますが、モーターヘッド単体で動作確認をしてみても、何ら異常は発生していませんでした。

流量低下の原因と睨んだ物


 ここまで色々流量低下の原因を探ってみましたが、これだと特定できた物は有りませんでしたが、私デッカードはこれが原因ではないかと疑ったものが一つありました。

 それは吸水パイプでした。


 今回新調した吸水パイプの開口部であるスリットが狭すぎて、外部フィルターの吸水能力の妨げになっているのではないか?

そう考えた私は吸水パイプを交換するべく、即行動に移しました。

吸水パイプを購入



 器具系は早々とネット注文するのですが、今回は実店舗の方がAmazonさんより安かったので、実店舗で購入しました。
近所ではありませんが、仕事ついでに寄れる熱帯魚屋さんで購入。このお店は生体も器具も安く重宝しています。

こちらが購入した吸水パイプです。有限会社マツダさんのクリスタルパイプシリーズ 吸水パイプ 13mmです。



今迄使用してきた吸水パイプとの比較



 左が今迄使用してきた吸水パイプで、右がマツダのクリスタル吸水パイプ 13mmです。
今迄使用してきた吸水パイプには水槽に固定する吸盤の差込口がついています。


 肝心のスリット部分についてですが、左が今迄使用してきた吸水パイプで、右がマツダのクリスタル吸水パイプ 13mmのスリット部分の写真です。

写真でお分かりの通り、マツダのクリスタル吸水パイプ 13mmのスリットの方が、今迄使用してきた吸水パイプの開口部が大きく数も多いです。

更に理由は分かりませんが、今迄使用してきた吸水パイプの開口部が水平であるのに対し、マツダのクリスタル吸水パイプ 13mmのスリットは斜めに開いています。
吸水時にトルネードを起こしてゴミ等の除去に効果的なのでしょうか?と考えてしまいます。

クリスタル吸水パイプの固定方法に悩む


 先程書きましたが、今迄使用してきた吸水パイプには水槽に固定する吸盤の差込口がついており、その吸盤で水槽に固定することが出来ました。

 しかし、マツダのクリスタル吸水パイプ 13mmには、そういった物がついていません。
一体どのように固定すればよいのか。
疑問に思った私は店員にどのように固定するのかを聞いてみました。こうやってすぐ聞けるのが実店舗の良いところですね。

私 「このパイプはどのように水槽に固定するの?」

店員「これを使えば固定できますよ。」




私 「チューブピタッと。おぉ!なるほど!」

店員「これのLサイズで大丈夫です。」

私 「ありがとうございます。これを買います!」

早速マツダのクリスタル吸水パイプ 13mmに取り付けてみます。


「.........」

.......こんなユルユルで固定できるの?

固定用のベルトはポリエチレンで出来ており、多少の引っかかりは有りますが滑りやすいです。
購入した際は何かクリック感みたいなのが有ると思い込んでいたのですが。

試しに水槽に固定してみます。

きつめにパイプに巻きつけましたが、手を放すとストンとガラスパイプが滑り落ち、「危ねぇ!!」。一度も使用していないのにガラスパイプが割れるかと思いましたよ。

「私の用途では、これは使い物にならない....」これが素直な感想です。

※念の為書いておきますが、この「チューブピタッと」の本来の使用目的は水槽周りのエアチューブやコードをまとめる事です。
それを私がガラスパイプの固定に利用しようとし、使用目的外の利用を行おうとしたのが間違いです。(例えそれが他人から薦められた事であっても)
「チューブピタッと」の本来の使用目的範囲内であれば、大変良い商品だと思います。

クリスタル吸水パイプの固定方法の解決


 気を取り直して何か良い方法はないかと、普段使わない物が詰め込んであるダンボールを探ると、あら!良いものが有るじゃないですか。

テトラ EXフィルター75を購入した際に、付属品として付いてきたテトラ 吸着盤/クリップセットです。
本来はテトラ EXフィルター75に付属してきたシャワーパイプやストレーナーを固定する為の物でしたが、75cm水槽に対応出来るシャワーパイプやストレーナーだったので、私の60cm規格水槽には存在感が有り過ぎ未使用のままダンボール行きだった代物です。



 「これは使えそう!」

いざ使用してみるとジャストフィット。
バッチリパイプもホースも固定出来ました。


吸水パイプを交換した結果


 懸案だったガラスパイプの固定も完了し、各種ホースを接続します。


否が応でも、この存在感の増した吸水用開口部に期待が膨らみます。

外部フィルター電源接続!

運転開始


ジョボボボボ............

「..........」

残念、問題解決には至りませんでした。

予告


 突然の油膜発生に混乱するデッカード。
その原因は水槽の濾過能力不足だと疑い、吸水パイプに目をつけたデッカード。
しかし吸水パイプを交換するも全くの見当違いに終わる。

作戦失敗に落ち込むデッカード。
だが、この作業は無駄ではなかった。デッカードの目前に、驚愕の事実が明かされる!!

次回「まさかの濾過能力不足(2)」に乞うご期待!


今回もご訪問ありがとうございました。
今日の記事はいかがでしたか?
感じたことや思ったことをお気軽にコメントして下さい。お待ちしております。

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