2019年12月14日土曜日

#水草水槽 レッドピンネイト水中葉展開作戦開始(1)

レッドピンネイトの水中葉が見たい



前回、今の水槽に植栽してあるパンタナル レッドピンネイトが、水中化しているものの半水中葉ばかりを出している状態を投稿しました。


中々水中葉を展開しない理由を自分なりに考えたのですが、結論として

もう少し我慢してみる

と、導き出したのですが、そうは言っていられない状況になってしまったので、今回「レッドピンネイト水中葉展開作戦」を開始してみました。




レッドピンネイトは眠らない



これは昨日撮影したレッドピンネイトの頭頂部です。
あぁ、2日後には水槽から頭を出しちゃいそうだなぁ.....
早めにカットして差し戻そうと思っていました。

そして、本日......


!?



もう、水面より出ており、早速水上葉らしき物を展開し始めているではありませんか....

いかん。これは、いかん。
カットして沈めないと!!


大慌てでカットして差し戻しを行おうとしました。

が.....

このまま差し戻しをしても
結局、無限ループなんじゃ?

そう考えた、私デッカードは立ち止まって、この無限ループから脱出する方法を考えてみました。

改めて半水中葉展開の原因を考察


前回投稿と内容が重なりますが、レッドピンネイトが半水中葉を展開してしまう原因は概ね下記の通り。

  1. 水中の二酸化炭素濃度が高い
  2. 草体自体が弱く、一旦水上化してしまうと水中化しない(しにくい)
  3. 水槽の環境が水草の育成条件に合っていない

2の草体自体が弱く、一旦水上化してしまうと水中化しない(しにくい)は、もうどうしようも無いので、残る1と3について探ることにしました。

テトラ6in1登場



水中の二酸化炭素濃度を推測するには、水槽水のPHとKHの値が必要との事。
が、PH計は所有しているものの、生憎KH測定試薬は持っていない。

重い腰を上げて、一体いつ購入したかも覚えていない、テトラ6in1を倉庫から引っ張り出してきました(笑)
画像からも漂う年代物感....
まぁ、古いけど密封されているから使えるでしょう.....

水槽水を測定


テトラ社から6in1用のアプリがあることを知り、インストールして測定してみました。


水槽水の測定結果は以下の通りでした。

硝酸塩 mg/l
0
亜硝酸塩 mg/l
0
総硬度(GH) °dH
1
炭酸塩硬度(KH) °dH
3
pH値
7.0
塩素 mg/l
0.2
二酸化炭素 mg/l
11

試験結果によると、炭酸塩硬度(KH) が3でpH値が7.0と言う事は、二酸化炭素濃度は11。
この値ではCO2不足との判定になってしまいます。
試験紙の炭酸塩硬度(KH) が合っているという前提ですが....

この6in1ですが、昔からpHの値は余り当てにならないとの噂はよく聞いていました。

なのでpHの値については、手持ちのデジタルpHメーターの値を適用することにします。


デジタルpHメーターの値は6.27。
これをpH6.3として、炭酸塩硬度(KH) を3で二酸化炭素濃度を計算してみると、

二酸化炭素濃度 ml/gは56

うっ、確かにCO2過剰の値になります。
この試験紙で示された炭酸塩硬度(KH)の値が正しければと言う前提ですが。
ちなみに炭酸塩硬度(KH)が2の判定であれば、二酸化炭素濃度mg/lの値は37となり二酸化炭素濃度は適性値になるようです。
今迄水草の状態を見ながら、適当に水槽を維持してきたオッサンにとっては、面倒くさい事この上ないです(笑)

ついでに水道水も測定


ちなみに、ご存じかも知れませんが、我が家は水草水槽でご法度されている井戸水を、飼育水として使用しています(笑)
pH値は前述のデジタルpHメーターで計測すると6.35位です。
ですから水替え等を行う際は、お風呂場の蛇口から水温だけ適当に合わせて、ペットボトルに入れてドボドボと入れています。
すみません。適当管理で(汗)

では、水道水を6in1で計測してみます。


水道水(井戸水)の測定結果は以下の通りでした。

硝酸塩 mg/l
0
亜硝酸塩 mg/l
0.02
総硬度(GH) °dH
2
炭酸塩硬度(KH) °dH
5
pH値
7.4
塩素 mg/l
0.3
二酸化炭素 mg/l
6

試験結果によると、炭酸塩硬度(KH) が5でpH値が7.4と言う事は、二酸化炭素濃度は6。
井戸水にしては総硬度(GH)が低いのが救いか。(もう少し高いかと予想していました)
なんにしても、この素の水質では南米系の水草水槽を維持できない値を叩き出しました(笑)
今迄、水草水槽を楽しめてきたのは、全てソイルと言う神に等しい底床のおかげ....

ありがとう!
ソイル様!!

pHの値をデジタルpHメーターで計測した6.35で再計算すると、蛇口から出た状態で

二酸化炭素濃度 ml/gは74

既にCO2過剰の値になっていました(笑)

ピンネイトの成長不良は炭酸塩硬度(KH)なのか?


なるほど今回の水質検査で、レッドピンネイトが水中葉を展開しない理由に一歩近づいた様な気がします。
「水草の育成不良には水質を疑え」って、初心に帰ったような気がします。

同じ水槽に植栽してある「スターレンジ」や「ロタラ マクランドラ ミニ」が、爆殖かつ綺麗に育っているので、まさか水質がレッドピンネイトには合っていなかったとは、想像も出来ませんでした。

いや慢心、慢心。

さて、とりあえず二酸化炭素濃度が適性値になるように水質を調整しようと思います。

まずは、KHを1下げるところから始めたいと思います。

(レッドピンネイト水中葉展開作戦開始(2)に続く)

ゴルフR32と水草水槽: #水草水槽 レッドピンネイト水中葉展開作戦開始(2)

慢心は戒めねば....
常に初心者たれ

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