4MotionがFFになったお話 Part.1
これは2018年4月28日に起こった出来事。
GW初日夕刻。
ゴルフを運転していた。
家族は旅行に行き、自分は仕事。
車内で聴いているラジオからは、今日はGW初日だの、お出かけオススメスポットだのという話題ばかり、周りの車達はGWを満喫しているかの雰囲気を醸し出している。(勝手な思い込み)
赤信号で停車中、少し茶目っ気が出て、軽くホイールスピンをかまして発進しようと思い立つ。
信号が青になった瞬間。
軽くアクセルを踏み込み回転数を上げ、クラッチを勢いよく繋ぐ。
悲劇はその瞬間に起こった。
キキッ!!
目論見通り軽くホイールスピンを起こして発進。
ここでトラクションを得て更にアクセルを踏み込んだ瞬間!
ゴリッ!!
ガガガガガガ!!!
何が起こったのかさっぱりわからないまま、それでも慌ててハザードランプを点灯させ、路肩に停車する。
幸い交差点は通過しており、後続車との車間距離も有った為、無事に停車出来た。
問題はエンジンか?と思ったものの、エンジンは掛かったまま、タコメーターを見ても平常通りのアイドリング回転数である。
じゃあギア関係か?クラッチを切りシフトをガチャガチャしてみるも問題は無い様である。
それならバンパーやアンダーカバーでも落ちたか?と、安全確認後車外に出て回りを確認しても外装にも問題は無い。
車に乗り込み、状況がよく分からないままでは有るが、このまま路肩に停車しているのもマズイと思い、とりあえずゴルフを少し先にある路地に移動させようと、クラッチを繋いでゴルフが動き出した瞬間。
ゴリッ!!
ガガガ!!!
再びあの音が響き渡る。
しかし、ゴルフは前に進んでいる。
車内に車外に盛大な異音を響かせながら、ノロノロとゴルフは進んでいく。
心臓がバクバクする。
ステアリングを握る手のひらに嫌な汗をかく。
あぁ、ゴルフともおさらばなのか?等とネガティブな気持ちに陥りながらも、無事、交通量も殆ど無い道幅もそれなりにある路地に移動出来た。
改めて状況を確認してみると、停車中はやはり問題は確認出来ない。
しかし、移動を行うとあの異音が発生する。
自分一人考えていても埒が明かないので、任意保険に含まれているロードサービスで積車を手配した後、仲良くして貰っている整備工場の工場長に電話する。
ちなみにこの整備工場とは、ゴルフを購入した車屋では無い。
ゴルフを購入した車屋は、整備士の方々は皆知識も技術力も有って人柄も良いのだが、営業担当と波長が合わな過ぎた。
営業の人柄とその営業スタンスに辟易した私はその車屋に見切りをつけ、ゴルフの面倒を車検を含め、他の整備工場に見てもらっていた。
この営業の面白エピソードは以前の記事「契約から納車までの記録」シリーズにも多少記載しているが、まだ他にも有るのでいずれ時期を見て投稿したいと思う。(読んでいいねをくれそうな人は1人思い当たる)
さて話を戻すが、この整備工場は本来外車はお断りのスタンスであったが、私がよくお世話になっている電装屋さんの紹介で車(ゴルフでは無い)を見てもらって以来、多少の無理も聞いて貰える位、懇意にしてもらっている。
もしやGWで休みでは無いかと恐怖しながらも電話を掛けてみると、無事繋がってホッとした。
とりあえず状況を説明して入庫を承諾してもらえると(実際は時間が夕刻だった為に1度断られたが、その後電話を掛け直してきてくれてOKが貰えた)、程なく到着した積車で整備工場に向かった。

Part.1-完-
Part.2へ続く
Part.2へ続く