灯火類トラブル連鎖地獄からの脱出 その1
前書
灯火類トラブル連鎖地獄。
それは、ある夜、ゴルフR32を移動しようとした時に、家族から発せられた一言が全ての始まりでした。
「左のヘッドライトが切れてるよ!」
「やれやれ、バルブ交換か~。今度の土日にでも交換してみるよ。」
これが、連鎖地獄の全ての始まりだったのです。
ヘッドライトバルブ交換
実施日
作業場所
DIY難易度
★★★☆☆作業時間
2時間程度1.HIDバルブの入手
ゴルフR32は、標準でHIDバルブです。そして、仕様はD2タイプ。更にプロジェクタータイプなので、必然的に入手すべきHIDバルブは、D2Sタイプとなります。
2015/11/04に、このバルブを購入しました。
6700ケルビンにしたのは、余りに白すぎるHIDバルブは雨の日に困りますし、安価な中華製バルブを購入して、すぐ切れたりして泣くのも嫌だったので、とりあえずはブランド物のPHILIPSのHIDバルブにしてみました。
2.バルブ交換作業
ボンネットを開けて、ヘッドライト周りを見てみる事に。
わかっていた事ではありますが、見ただけで早速この段階で閉口してしまいます。
最初に運転席側を見てみましょう。
真上から。ソケットが全く見えません。
斜めに覗き込んで、やっと確認できました。
このソケットを外し、バルブを交換し、再度装着しないとといけない訳です。
次に、バルブが切れている助手席側を見てみましょう。
助手席側は、カバーが付いているので、外します。
カバーを外して、これまた覗き込んでみると。
やっとソケットを確認できました。
運転席側と同じく、このソケットを外し、バルブを交換し、再度装着しないといけません。
3.決断
助手席側は、バッテリーを外せばアクセスが容易に出来そうですが、運転席側はウォッシャー液のタンクが鎮座しており、これを外すのには躊躇してしまいます。
私は抵抗感の少ないバンパーを外す方法を選択する事を決断しました。
4.フロントバンパーを外す
ここからは、一人で作業を行っている為、殆ど結果画像ばかりです。手順としては下記の通りです。
- ボンネットオープナーを取り外します。
- グリルを外す必要が有るので、ボンネットオープナーを固定している留め具を外し、オープナーを挟み込んでいるバーツを、マイナスドライバーで広げて抜き取ります。
- グリルを外します。
- クリップで固定されているだけなので、爪を折らないように慎重に外します。
- ヘッドライトウォッシャーのカバーを外します。
- 勇気を持って、指で引っ張り出し、左右の爪を外します。
- タイヤハウス内のトルクスネジを外します。
- 左右共に8本だったと思います。
- アンダーカバーを外します。
- これも沢山のトルクスネジで留まっているので、外すのが大変です。
- 次に左右のベントを外し、ナットを外します。
- 左右のベントは取り外し用の穴が開いているので、そこを引っ張れば取れます。
助手席側には外気温センサーが付いています。
丁度フォグランプの真下です。
これは、コネクタを外します。
5.HIDバルブ交換
- ライトユニットを手前に引出し、ようやく簡単にソケットにアクセスできるようになりました。
- ついに、PHILIPSのHIDバルブの出番です。
- そして交換。
- そして、苦労が報われる瞬間を噛みしめながら、点灯試験。
- そして、不灯を確認。
- 動悸が早くなる。
- 気を取り直し、もう1本のバルブを変えてみるも、不灯。
- 脂汗が流れ落ちる。
- 最後の賭けとして運転席側のユニットを外し、助手席側で不灯だったバルブに交換してみる。
- 点灯を確認。
- 意識を失いそうになる。
6.ヘッドライトバルブ交換 その結末
- あかんやん。
- あかんのはバルブじゃなくて最悪のバラストやん。
- どないしよ。
- まずは、元に戻すか~。
灯火類トラブル連鎖地獄からの脱出 その2に続く。