2015年7月6日月曜日

#セキセイインコ 「レモン」の思い出(手乗り崩れインコの手乗りインコへの道)


セキセイインコ 「レモン」の思い出(手乗り崩れインコの手乗りインコへの道)


昨年、親戚の子供にかなり気に入られ、そのまま里子に出してしまった、セキセイインコの「レモン」の思い出を記録したいと思います。

セキセイインコのレモン 2014/07/04撮影

この「レモン」は、2014/06/17にお迎えしました。


レモンお迎えのきっかけ


 2羽目購入の理由は、「青」は友達が欲しいのかな~ と、考えてしまったことと、Youtube等で視聴することが多いセキセイインコの動画で、複数羽で仲良く遊んでいる動画に憧れていたと言う2点が主です。

レモンとの出会い


 この「レモン」は、訪問したお店で、生後1~2ヶ月と書かれていた少々過密気味では無いかと思われる鳥かごにひっそりと佇んでいました。周りのセキセイインコ達は仲良く遊んだり、活発に動き回ったりしていましたが、この「レモンちゃん」と他数羽は静かに佇んでいました。
 よくよく鳥かごの中を観察してみると、静かにしているセキセイインコ達は、活発なセキセイインコ達に比べると、1回り体が小さく、同じ鳥かごに入れられていても、誕生の時期が違うのかな~ なんて、素人丸出しの考えでいました。(本当に素人なので・・・・)

 10分ほど鳥かごの中の鳥達を観察し、表面上病気に掛かっていそうな鳥は見当たらず(素人です・・・)、このセキセイインコ(後のレモン)をお迎えする気満々になってました。

 そこで、店員さんに、この子をお願いしました。

 その際、このような会話がありました。
店員「人の手から離れてしばらく経っているので、手乗りにするには時間が掛かるかもしれませんよ?」

私「はい」

店員「手乗りにならないかもしれませんよ?」

私「はい」

親切心なのか、マニュアル通りなのか知れませんが、実に機械的に説明をしてきます。

 実は、今回訪れたショップは、「青」を購入した店舗と同じ経営店の別店舗なのですが、前回の「青」購入時の雰囲気とは全然違って、店員さんの態度が機械的というか何か冷たい・・・、そう感じていると、

店員「それで、どの鳥です?」

私「はっ!」

私「あ・・・あの子でお願いします。」

店員「わかりました」

次の瞬間、私少し驚いてしまいました。

何と店員さんは、おもむろに鳥かごを開けると、むんずと鷲掴みしてすぐ厚紙製の小箱の中に入れてしまったのです。

え?え?と、思っているうちに、

店員「ありがとうございました」

あれ?前のお店では、鳥の状態を説明して見せてくれたのに?
鼻は綺麗ですよね?目は濁っていないですよね?お尻は綺麗ですよね?って・・・



同じ店なのに、店員にこれほどの差があるのか~~ 少々がっかりしながら、家へと向かいました。(急いで帰らないとですよね・・・)

こうして、「レモン」をお迎えしたわけです。

 まだ、お迎えをして1ヶ月も経っていませんが、少しは落ち着いた状態にはなってくれました。
が、残念ながら、すごく手を怖がっています。手を差し出すと逃げ回ります。性格なのか、店で鷲掴みされまくり、手への恐怖心が植えつけられてしまっているのか分かりませんが、何とかお互いに幸せに暮らしていけるよう頑張っていました。


レモンとの暮らし

 それからは、毎日の様に手乗りにする為の勉強をしました。「青」がすんなりと懐いてくれたので、こういう場合はどうすればよいのか分かりません。どのように接すれば良いのか、どうすれば懐いてくれるのか?ネットに書かれていることを、正に数撃ちゃ当たる戦法で「レモン」と暮らしました。

  • 手を後ろに組んで、手を見させないようにして話しかける。
  • じっと見つめない
  • 知らないふりをする
  • etc
 かなりの方法を試してみましたが、最終的には、時間をかけて愛情を持って接する、という至極当たり前の事が正解なんだろうと思います。

 手乗りじゃなくてもいいやと思う気持ち、手乗りじゃなくても可愛い家族だと思って、一緒に暮らしていたら、「レモン」も警戒心を緩めたのか、恐る恐るではありますが、差し出した指に乗ってくれるようになりました。


トラブル

 当時初心者(今もですが)の私は、「レモン」をお迎えした当初から大きなミスを犯していました。

それは、セキセイインコに限らず、複数飼いの鉄則は、最初は別ゲージで飼育して、お互いを慣れさせなければいけないという事を知らなかったのです。


  • セキセイインコの複数飼育について
    • いきなり同じゲージに入れてはいけない(喧嘩する、新しい子が病気持ちだった場合、元の子にも感染してしまう)
    • 別ゲージ、出来れば別の部屋で、新しい子の様子を見る。
    • しばらくして新しい子が元気そうなら、ゲージ越しに見合わせてみる。
    • etc
上記の全く手順を守らず、いきなり「青」と対面させ、夜は同じゲージに入れて過ごさせてしまったのです。幸い、喧嘩をしたりすることは無かったように思いますが、私が前述の知識を得る迄、一緒のゲージで暮らしてもらっていました。勿論、私が前述の知識を得てから、ゲージを分けたのは言うまでも有りません。
 しかし、部屋を分けるのには、失敗しました。互いの呼び鳴きがひどく、結局「青」のゲージの上に「レモン」のゲージを乗せるという形になりました。

 そうしてしばらく経った時、トラブルが起こってしまったのです。




 それは、いつものように放鳥時に起こりました。

 基本的に、我が家での室内の放鳥は、ケージの入り口を開けてあげておくと、「青ちゃん」がまずケージの上に登り、「レモンちゃん」がそれに続いてケージの上に登り、二人で仲良く、時にはお互い干渉せずそれぞれ一人で遊び、時には体がぶつかって威嚇しあう。そんないつもと変わらない時を過ごしていました。

 しかし、それは突然起こりました。

 原因は見ていないときに起こってしまったので分かりませんが、そばに居て聞こえてきた二人の声から想像すると、「青ちゃん」が何らかの原因で「レモンちゃん」にかなり怒り、「レモンちゃん」は「青ちゃん」の余りの剣幕に、驚いてケージから落ちてしまったようです。

 床でヒョコヒョコ歩き回っている「レモンちゃん」を指ですくい上げてみると

流血状態のセキセイインコ「レモン」
流血!

すごく焦りましたが、骨折したとか特に痛がっているような様子は有りませんでした。
しばらく怪我の直りを見てみる事。状況によってはすぐ医者に。怪我が治るまで「青」と一緒に放鳥しない。
以上のアドバイスを頂き、経過観察してみましたが、特に痛がっている様子も見受けられず、時間と共に怪我は治り、最終的にはすっかり元気になりました。

「青」と「レモン」が居た思い出

我が家に「青」と「レモン」が居た時の様子は、沢山ビデオを撮っていた事も有り、今でも鮮明に思い出せます。


 こんな感じで、「レモン」が「青」に擦り寄り、「青」が撃退する。


こちらも、シチュエーションは違いますが、同じようなものですね。



中々会う事は難しいけれど、「青」も「レモン」も元気で暮らしていると聞きます。

いつまでも幸せにね。