運転席革シート補修
実施日
2016/08/21作業場所
DIY難易度
★☆☆☆☆作業時間
30分程度前書
とある日、車内清掃を行っていましたが、シートの清掃中に目に入ってしまいました。そう、いつもは目を背けて気がつかないふりをして1年以上放置していた、これを。
そう。シートのサイドサポートの擦れとひび割れです。
ゴルフ4R32の純正シートは、ケーニッヒ製の本革バケットシートなのですが、このシート。乗り降りする際にどうしてもサイドサポートに体が擦ってしまいます。
擦れているところはサイドサポート頂点のすぐ下辺りで、パッと見余り目立たない個所ですが、気にしだしてしまったからには、何とかしなくては。
解決するには
この状態から回復するには、4つの方法が考えられます。
一つ目は、革の張り替えを業者に依頼する方法。二つ目は、ヤフオクなりで中古美品を落札し、それとトレードする方法。三つ目は純正シートに拘らず、レカロなどの社外シートにトレードする方法。四つ目は、補修作業を行い少しでも回復する方法です。
それぞれの方法を考えてみることに。
- シートの皮を張り替える
- ざっと調べてみると、張り替えに掛かる費用は、1脚11万円位。革を張り替えると、中のウレタンとかも交換してもらえるようなので、経年劣化しているシートを蘇らせるには、良いかと思います。が、高い。高すぎる。よって保留。
- ヤフオクなりで中古美品を入手し、それとトレードする
- ヤフオクをざっと見てみると、美品と銘打たれているのが15万円から。トレード後の今のシートの行き場もないし、何より高いので、これも保留。
- 社外シートへのトレード
- 仕事で客先にゴルフ4で行くこともあり、余り目立って突っ込まれそうな物は却下。それと前述の通りトレード後の今のシートの行き場もないので、これまた保留。
- 現状シートの補修作業を行い少しでも回復
- 前車や他数台本革シートの車を所有していた際、同じ悩みを抱えており、DIYによる補修で済ませていた実績があるので、とりあえず今回も候補に。
色々、考慮した結果、安価で効果が高い補修でとりあえずは様子を見ることにします。
使用補修用品
私自身、使用実績もあり、しかもかなりきれいに補修できたコロンブスさんのアドカラーチューブのクロを使用します。後は手が汚れないように、ゴム手袋を用意して、いざ作業開始です。
作業
アドカラーの塗り込み
まずは、ゴム手袋をはめて、アドカラーを適量指先に取り、シートの補修したい個所に塗り込みます。ヘラ等を使ってもよいのですが、やはり塗り込みやすいのは、指だと思います。
□1回目の塗り込み完了
ひどく擦れて表面がかすれていた個所は、黒く染まりましたが、まだひび割れは目立ちます。
今の時期は、塗布後2~3分程度放置すれば、乾燥すると思いますので、2度目の塗り込みに取り掛かります。
□2回目の塗り込み完了
薄く薄く塗り込みます。この後2~3分放置します。
□3度目の塗り込み完了
わずかですがひび割れが目立たなくなってきました。この後2~3分放置します。
□4度目の塗り込み完了
もう少しかな。この後2~3分放置します。
□5度目の塗り込み完了
結構良い感じにひび割れが埋めれたと思います。今回は5度塗りで完了。
作業完了
最後の仕上げとして、本革シート用保護剤(ミンクオイル&保皮剤)でシート全体を磨きあげ、作業完了です。
全体の作業としては放置時間を含め、30分有れば終わると思います。
余った保護剤で、ついでにハンドルも磨きあげました。
総評
補修を選択するにも、DIYで行うか、業者さんに依頼するという2択が有りますが、DIYでもかなり安価かつ手軽に効果が出ると思います。調べたところ、補修作業は2万円程度みたいですが。
DIYで行う際、いつも利用しているコロンブスさんのアドカラーチューブのクロで有れば、数百円で手に入れれますので、もし同じような悩みをお持ちの方、気軽にチャレンジしてみてはいかがですか?